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呼吸療法医学会


ごあいさつ

委員長挨拶

 『患者さんにとって、安全で最適な呼吸療法を行いたい』。
 このような医療従事者のニーズに合わせて、本会では1995年から本セミナーを開催しています。2022年度には、約1,400名の方々に受講いただき、初学者からベテランの方まで、人気のセミナーとなっています。本セミナーでは、受講されるみなさんの背景に合わせた、わかりやすく、そしてすぐに実践できる内容をお伝えすることを目指しています。
 本セミナーの講師陣は、人工呼吸管理に精通し、わかりやすく教育することに長けた方々が揃っています。講師陣は、医師だけではなく、看護師、理学療法士、臨床工学技士による多職種で構成されており、さまざまな視点から呼吸療法の魅力をお伝えします。講師の任期は6年を基本とし、3年ごとに半数を入れ替えることで、同じテーマであっても、新鮮な内容となるように努めています。セミナーを受講するたびに、新たな学びが得られ、リピーターの方にも満足いただけるような内容を心がけています。
 2021年度からは、オンラインでセミナーを開催しています。メディカルスタッフ向けのセミナーを年1回、医師向けのセミナーを年2回 (BasicコースとRefresherコース)、それぞれ特徴的なセミナーですので、ぜひ奮ってご参加ください。視聴可能期間内であれば、いつでも・何度でも視聴いただけます。全講義を視聴後に、受講テストを修了されますと、受講修了証を取得していただけます。期間内でご都合に合わせ、楽しく勉強していただければと思います。また、昨年度大変好評だった日本集中治療医学会 サマーキャンプ『人工呼吸ハンズオン』を、今年度も開催します。 (日本集中治療医学会 サマーキャンプ in 蓼科:2024年7月18日(木)~19日(金))本セミナーの講師陣が、医師向け・多職種向けにそれぞれ『人工呼吸ハンズオン』を開催しますので、ぜひ奮ってご参加ください。
 みなさんが呼吸療法の未来を担うための一歩を、ともに歩めることを楽しみにしています。

2024年3月吉日
一般社団法人日本呼吸療法医学会
セミナー委員会
委員長 方山真朱

担当理事挨拶

 日本呼吸療法医学会では、1995年から呼吸管理に興味を持つ医療従事者を対象としたセミナーを開催しています。当時は呼吸療法に関連したセミナーがほとんどなく、書籍や参考書も一部の専門的なものに限られていました。そのため「呼吸は難しい」という評価を現場でしばしば耳にしました。そんな状況下で、呼吸管理に最も興味を持っている団体の1つとして当学会が医療従事者向けのセミナーを企画しました。当初は呼吸療法の入門者を対象とした呼吸生理学や呼吸管理の基礎的な解説を中心としていましたが、最近ではトピックスも交えて多くの方に幅広く満足してもらえるセミナーを目指しています。
 現在は、多くの団体や企業が同様のセミナーを提供しています。これは大変喜ばしいことですが、そのほとんどは看護師など医師以外の医療従事者が対象となっています。また、3学会合同呼吸療法認定士資格などの普及も追い風となって、医師以外の職種の知識・技術はどんどんブラッシュアップされています。その一方で、呼吸管理を専門とする一部の医師を除き、医師の知識・技術の更新が行われず、旧態依然とした管理が継続している実態もあるということを耳にするようになりました。もちろん医師が現在提供されているセミナーを聴講しても構わないのですが、参加しにくい雰囲気があったことは否めません。そこで、2013年からは医師向けのセミナーを開始しました。講演内容を医師のニーズに合うように構成し、参加資格も医師に限定しました。当初は呼吸管理を専門としない医師を対象にミニマルエッセンスをお伝えしていましたが、日常的に呼吸管理を行っている医師から知識をリフレッシュする内容の講演を希望する声も多く、2017年からはアドバンストコースを開設しました。これは2022年からリフレッシャーコースに名称を変え、本学会の呼吸療法専門医を目指す医師の知識整理を兼ねた内容にもなっています。
 従来はすべて集合型の講義でしたが、2020年はコロナ禍のためやむなく開催を中止しました。しかし、再開を望む声に後押しされて2021年にオンデマンド型のWEB配信セミナーを試行し、現在は3セミナーともにWEB配信で実施しています。
 現在提供しているセミナーには企業協賛を付けていません。運営に必要な経費はすべて皆様の受講料に依存していますが、中立の立場で片寄らない内容を、手作り感あふれる資料と講義で提供できればと考えています。

一般社団法人日本呼吸療法医学会
セミナー委員会 担当理事
大塚将秀・玉木 彰


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